溶解性有機物(フミン質)の除去

 溶解性有機物の一つであるフミン質は、植物を微生物が分解した最終分解生成物であります。フミン質はトリハロメタンの前駆物質であり、処理水中に残留すると塩素と反応してトリハロメタンを生成することになります。したがって、凝集処理で出来る限り除去しておくことが重要となります。
 フミン質は凝集pHが低いほど除去性が高まる特徴があります。PSIはPACに比べて凝集pH域が低いことから、フミン質の除去には有利となります。鉄に対して重合ケイ酸の比率が小さいPSI-LMほど、高い除去効果が得られます。なお、フミン質の除去を目的に活性炭吸着池で吸着処理しているような場合には、凝集処理でのフミン質除去が高まることから、活性炭の寿命の延長も期待できます。

写真1 フロック沈降状況(フミン質)(緩速撹拌後・静置沈降10分経過後)
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